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性的な行為に執着する自分を卑下してしまう…K.Nさんの体験談
セラピーで気付かれたことを真摯に受け止めていらっしゃるのがよく分かります。
詳細な体験談を書いて下さり、感謝いたします。

K.Nさん 20代 男性
ヒプノセラピーフルセッション体験談(2015年4月)

悩みは自慰行為、性行為に対する執拗なまでの執着と、そうした自分への嫌悪感、自己を卑下する意識のスパイラルから抜け出せないことでした。
 仕事や生活でのストレスの解消が性的なものばかりに向いてしまい、毎日のように自慰行為を行い、時には月給以上の額を風俗に注ぎ込むこともありました。にも関わらず、生身の女性との触れ合いでは感じることはできず、小~中学性時代に初めて性的興奮を覚えたTVゲームの女性キャラクターで自慰行為をしたりしてしまうことが長年続きました。次こそは生身の女性で感じることができるに違いないという強迫観念と、非現実の女性に性的魅力を感じてしまうことに対する嫌悪感が意識を追い詰め、仕事中や生活の中で頭を締めつけられるような感覚、胸に穴が開いたような焦燥感に日々襲われ、抜け出せずにいました。この頃は、自分のやっていること全てに意味を見出すことが出来ず、性的な行為や意識のみが生きていることを感じていると自分で思い込んでいた事が一番怖かったと、今となっては思います。
 
 そんな中で水瀬さんのセラピーを知り、治まりのつかなくなった自分を整理したいと思いヒプノセラピーを受けました。前述の経緯を聞いた上でセッションを開始してくださいました。白いソファに横たわり、膝に暖かな毛布をかけ、目を閉じ、耳に心地良い音楽を聴きながら、私は導かれるまま潜在意識を探る旅を始めたのです。

 初めは暗くて何も見えません。無理に意識をしても暗闇がさらに深まるばかりでしたが、力を抜き、呼吸を落ち着かせると、うっすらと温室が見えてきました。プランター3列に植えられた、どこかで見覚えがある緑の草花が生き生きと育っています。外には何があるのか分かりませんが光が溢れています。温室内は水滴が滴るほどの温度と湿度ですが、暑さも不快さも感じず、靴踏みしめる柔らかな土の感触と、緑の美しさを感じていました。
 
 温室を出て心のもっと深い部分に降りて行くように誘導されました。温室には出口はありませんが、光と緑とやわらかな感触は蜃気楼のごとく一瞬にして消え去り、目の前には手すりのない真っ黒な階段と、果ても底も見えないし感じられない空間が広がっていました。一段ずつ足を降ろしましたが、最後の一段まで差し掛かった時、階段の先には床や地面はなく、どこまでも暗闇が続いている事に気づきました。すぐにでもセラピーを中断したくなるような禍々しい光景のように感じるかもしれませんが、不思議と不安は感じませんでした。「信じて飛び込まないことには先は見えないのだから」と思い、私は足を踏み下ろしました。

 「そこには何が見えますか?」水瀬さんは私に聞きました。徐々にイメージが広がってゆきます。そこは書斎でした。奥には立派な机と黒い椅子、真ん中には膝ほどの高さの机とソファがあり、周りには本棚があるようです。カーテンを通して外の明るさが伝わってきます。そして水瀬さんに「嫌かも知れないけど、あなたが感じる頭を締めつけられるようなあの感覚を思い出してください」と言われると、感覚自体よりもそうした状態になった場所の風景が先に蘇ってきました。職場、自宅アパートの部屋、電車の中、普段歩いている道。その後、本棚の戸棚を開くと、分厚い百科辞典がアルファベット順に並んでいます。レンガ色の革の表紙に金色のアルファベットが1冊に1つ書かれており、「R」の辞典を取り出して開くと、目にしたことのない文字が書かれていました。写真や絵を掲載している枠があり、その中の写真は様々なものに変化していました。一番はっきり見えたものは、朽ち果てた遺跡の前に佇む獅子のような石像でした。目の焦点は左右バラバラで、口は私を嘲笑するかのように引きつっていました。そして、私はその石造の写真の中に飛び込んだのです。
 
 うっすらとした明かりの中、私は遺跡の中にいました。そして目の前には全身黄金に輝く20m以上の巨大な蛇が蜷局を巻いて私をじっと見据えており、私と見つめ合いじっとしていました。蛇はゆっくりと頭を下げて、鼻先を優しく私の胸に押し当ててきました。私も蛇の頭にゆっくりと手を触れます。私は「安心と信頼」を心から感じていました。この蛇とは言葉が通じなくても分かり合える、お互いを必要としていて、一緒にいれば不安なことなど何もないとさえ思いました。「こんな感覚が前から欲しかったんじゃない?」水瀬さんは言いました。普段ならこんなことを聞かれても恥ずかしがって答えをはぐらかすでしょうが、催眠の中では感情が素直に溢れ出し、涙を流していました。私は蛇の額を両手で撫で、頭から尻尾の先まで手を触れながらゆっくりと歩きました。蛇の肌は冷たく、鱗で覆われザラザラしていましたがその全てを私は受け入れていました。そして蛇が再び頭を上げて私を見つめると、言葉ではない意志を読み取ることができました。「私(蛇)を遺跡の外に連れて行きたいかもしれないが、君は一人で帰るべきだ」と。

 蛇と離れたくなかったので、自分が普段住んでいるアパートへ連れて帰ろうとしました。すると、視界が自分の部屋へ移り、窓の外はいつもの見慣れた景色が広がっています。蛇の巨体が狭い部屋の中に収まるわけもなく、身動きできず部屋中に体を圧迫させて苦しそうに私を見つめていました。黄金に輝いていた体も光を失い黒く見えます。私は焦り、後悔しました。このままでは、蛇が死んでしまう…。それと同時に、もう一つ考えが浮かびます。アパートに連れてきたこの状態を他の人に見られたらどうしようか、と(私はこの時、自分の心を落ち着かせてくれる素晴らしい相手が苦しんでいるにも関わらず、「人の目」を気にする自分を恥じました)。またあの遺跡の暗闇の中へ帰ろうと思いましたが、どうもがいても帰ることはできませんでした。

「蛇はあなたに何て言ってるの?」水瀬さんに聞かれました。先程の洞窟内とは違い、私は蛇の意思を読み取ることはできません。私のことを憎悪し恨んでいるのではないか、と想像しましたが蛇の目は穏やかに私を見つめています。
「あなたが蛇になってみることもできます」、蛇が何を訴えようとしているのか知りたかったので、水瀬さんの合図に従って意識を集中しました。すると蛇の視点になり、立ち往生している私が見えました。不思議なことに、身動き一つ取れない筈の蛇の体でしたが、息苦しさや窮屈さは全く感じません。蛇になってみると蛇が何を言おうとしているのかを感じられました。「私(蛇)はこちらの世界にいても死なないから安心してほしい」、「そんなに焦らなくて良いし、もとの遺跡に帰ることばかり考えなくて良い。私(蛇)の事を案じてくれるだけで満足だ」と。
蛇の考えを知ることができて一安心しましたが、もう一つの懸念が払拭できませんでした。他の人間にこの状態が見つかったらどうしよう、というものです。自分の友人、職場の人、家族に部屋の中の私と蛇を家族に見せることにしました。私達を見た人々からの答えは意外なもので「君らしくて良いんじゃないか」というものでした。

私は気づきました。蛇をアパートに連れてきてから感じていた事は全て、私が蛇や他の人の考えではなく自分の中で決めつけていたことであり、自分で自分に制限をかけていた、と。私は蛇に触り、蛇も初めて会った時のように頭をすり寄せてくれました。再び心の落ち着きと充足感を感じ、気付くと自室のベッドに横たわってリラックスしていました。蛇はいつの間にか部屋の中から消えていましたが、私は自分の中に蛇が与えてくれる安心感を感じていました。

催眠はここで終わり、水瀬さんが「蛇はあなたの中にある、自分らしさの象徴かもしれませんね。」と仰いました。自分で自分を押さえつけて人の目ばかり気にして、自己嫌悪し、先が見えなかった私に、このセラピーは「私らしさ」を見つけさせてくれたと思います。
幸い、セラピーを受けてからは頭痛に悩まされることはなくなりました。毎日生きていれば自己を抑えることも大事ですが、それにとらわれ過ぎずに自分を見つめ直すこと、主張することにも意識を向けながら日々を過ごしたいと思います。

催眠の中で体験したように自分らしさを見失わず、他人に対して自己を見せることを制限し過ぎなければ、必要以上に自分を追い詰めることもなくなるということだと思います。水瀬さんのセラピーを受けて、生き方のヒントを掴むことができたと思います。本当に良い体験をしました。ありがとうございました。

【2015/05/12 21:54】 | 個人セッション体験談 | page top↑
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